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クリエーター著書のオススメ仕事術本。

OKUBO
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皆様、はじめまして! GOOD CREWの大久保です。

デザインと家族とお酒を愛するディレクター兼グラフィックデザイナーです。

普段から本屋に立ち寄って、本(小説以外)や雑誌を見るのが好きですが、 デザイナーなので、デザイン系の本を読みがちです。

キャリアが浅い若い頃はそれでもよかったのですが、 年を重ねてディレクターになると、 仕事の立ち回り、費用やスケジュール管理など、 デザイン制作以外で気を配る場面が増えてきました。

あらゆる仕事術の本が溢れている中、 自分と同じような立場のクリエーター目線で書かれた仕事術の本に興味を持ち初め、読むようになりました。

そんな中で クリエーターの仕事術として今回ご紹介したいのは、 私が好きなクリエーターの水野 学さんと佐久間 宣行さんの本です。


水野学 著『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」

水野学さんは、グラフィックデザイナーおよびクリエイティブディレクターで、特にブランド戦略とデザインにおいて高い評価を得ており、熊本県のゆるキャラ「くまモン」のデザインをはじめ、多くの企業や商品のブランディングを手がけています。


『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』は、段取りの重要性とその実践方法について解説した本です。著者は、段取りを効率的に行うことで仕事の質を向上させる方法を具体的に示しています。


この本の中ではデザイン業界のみならず、多くのビジネスパーソンにも役立ち、
段取りによって仕事の速さが上がる事柄が書かれています。
その中でも私が気になった部分を紹介します。

仕事のスピードと質を同時にあげる段取り術!

ストレスなく仕事が順調に進むのは、きちんと「段取り」をしているからで、段取りは仕事の「超基本」
◎全ての仕事は「ルーティン」であり、「段取り」とはルーティン化すること
◎ビジネスの場では、結果のことを目標と勘違いする傾向がある
◎依頼を受けたときに、まずは疑うことから始める
◎どんなトラブルやアクシデントが起きるか、そのパターンも含めて把握しておくのも、段取りのうち
◎「すごいこと」を目指さず、淡々と段取りをしていく。いつも同じパターンでやりとげる仕組みをつくる。ルーティンでひとつひとつこなしていき、そこから生まれた余裕で、仕事の質を高めていく
段取りは「準備」が9割で、段取りとセンスはよく似ていて、知識なくして成り立たない。知識のストックという「準備」があればあるほど、「段取り」はうまくいくし、仕事の精度が上がる
◎目的がはっきりしていれば、「やらなくていいこと」が明確になる
◎「いいものをつくる」よりも「時間を守る」ほうが大切。いいデザインを作ることは当然のことながら「絶対に約束だけは守ろう」。締め切りを守り続けたこと。人との約束を大切にすること。これが、信用を築けた要因
◎「完成したら世に出す」のではない。「締め切りが完成」である。締め切りが完成であるならば、「一生懸命に頑張ったけど、できなかった」という言い訳も通用しない
◎「軽い仕事・重い仕事」というものはなくて、「短時間で終わる仕事」と、「長くかかる仕事」という目安で、やるべきことをはかる
◎完璧を求めずにある程度かたちにしたらとにかく投げる
◎社内で仕事をお願いときに「所要時間」を添えて指示を出すことによって、相手に求めている精度を伝える
◎「自分がいいと思うもの」というよりも「どっちが正解なのか」しか考えない

さらに、本の文章中で

なぜ、この時代に段取りの本が必要なのか。
それは残業することが難しくなったことで「同じ勤務時間のなかでどれだけパフォーマンスがあげられるか」で、評価が決まるからです。昔なら多少段取りが悪くても、残業をすれば、その分を挽回できたでしょう。でも、その挽回がしづらい時代になった。「気合いでどうにかする」ことができなくなったのです。「睡眠時間を削ってどうにかする」というようなことができない世の中になったからこそ、余計に段取りというものが大切になってくるのです。

という部分にも強く関心を持ちました。
若い時は、時間はいくらでもかけられて無理をすればなんとかなることも、
私自身は子供が生まれて環境が変わってからは、子供が生活の中心になり、限られた時間の中で
どれだけのパフォーマンスを出すことができるかが重要になりました。


仕事の質を保つには、テクニックで時間を削減するのでなく、
段取り術をマネしながら、時間の捉え方を見つめなおすことで
仕事のスピードアップ向上に繋がりました。


佐久間宣行 著『佐久間宣行のずるい仕事術』

佐久間宣行さんは、テレビプロデューサー、ディレクター、作家として知られています。主にバラエティ番組の制作で有名で、「あちこちオードリー」や「ゴッドタン」など多くの人気番組を手掛けてきました。
2019年、サラリーマンでありながら「オールナイトニッポン0」のラジオパーソナリティをつとめ、会社にいながら消耗せず、誰とも戦わずに自分の名前で仕事をするための62の方法が知れます。

いくつか抜粋して紹介します。

様々な業界の人にも刺さるズルい仕事術! 気付きが満載の実践可能メソッド

楽しそうに働いている姿を周りや上司にアピールするのが重要。組織にいる上で不機嫌でいるメリットはない
小さな仕事でも、だれかが必ず見ていてくれる。だれかが評価してくれる。自分にしかできない仕事にして、信用を貯めてチャンスに変える
「もう少し力をつけてつけてから…」と憧れの仕事や興味のある仕事を先送りするのはもったいない。どれだけキャリアを積んでも「よし、十分、力がついた」とはならない
「相談」する相手は「話を聞いてほしい人」ではなく「その問題を解決できそうな人」を選ぶ。また相談内容より先に「なぜあなたに相談するのか」を伝える
仕事というものは、返事に限らず、先延ばしせず「すぐやる人」が結局残る。「また次も声をかけたい」。と思ってもらえる人が、結局、全てを手に入れる
打合せや会議後の5分間で、自分のメモ欄・カレンダーに「要点」「次の会議で達成すべきこと」「次回までに自分がやっておくこと」を書き留め、振り返りを大切にする
「社内初」はローリスク・ハイリターン。成功すれば一躍、「第一人者」になれる。自分でやれる「初」がないか探してみよう
メンツを立てることは、組織人として、社会人としての「戦略」。大切なのは、相手に勝つことではなく、障壁なく仕事ができる環境を手に入れること
正論を吐くと、大抵は嫌われる。言いたいことがあるときは、「会社のため」と「自分の未熟さ」を伝える。自分を捨てきれない状態で、「俺」を打ち出して戦うとロクなことがない
どうしても苦手な人と仕事をするときには、心の中で「コント:嫌いな人」と唱えて、自分の置かれている状況を俯瞰してみるクセをつけ、カッとしたり傷ついたりと、感情が乱れる回数は減っていく
「自分ができること」「やりたいこと」のアピールが必要。チャンスを回してもらえる可能性はグッと高まる
チーム編成は「自分ができないことができる人と組む」「ハングリー精神が溢れ出る人」と組む
メンタル第一、仕事は第二。心を壊してまでやるべき仕事なんてどこにもない
「運」は「信用の積み重ね」であり、「運」と「縁」はとても近い
「仕事が退屈」「つまらない」というときは、自分が行動することでしか解決できない。変化とは「起きる」ものではなく「起こす」もの


佐久間さんの社会人経験を元に生まれた仕事術で、
水野さんの本と同様に、マネして実践できる仕事術が満載です。



クリエイトすることだけがデザイナーの必要な能力でなく、
仕事での立ち回りも上手くできてこそ
周囲から必要とされるデザイナーやビジネスマンになれると思います。


あ、私がそれできてるかって??
まだまだできてないんです、、
ですので、
私と一緒に良いビジネスマンクリエーターを目指しましょう!!